坪井 香保里

& People_Interview 05

坪井 香保里

Kaori Tsuboi

日用画家

Profile

愛知県稲沢にアトリエを持ち“日用画家”として活動を行う坪井 香保里さん。日記を書くように、その日、その時の感覚を素直に表現された作品が特徴。趣味で初めてハンドクラフトのイベント出店をきっかけに、現在では名古屋を中心に展覧会での作品発表を中心に活動を行っています。

いきものを描くことが好きな、日用画家・坪井香保里さんに、今回&CATの新製品Multi Blanketの為に作品を書き下ろしていただきました。表現豊かな色彩から描かれた香保里さんの原画を&CATが高度なジャガード織を駆使し、ブランケットに投影しました。一面に描かれた猫は、一匹一匹表情が特徴的で愛着が湧く一枚に仕上がりました。

今回はそんな香保里さんのアトリエを覗かせていただき、いくつかの質問をさせていただきました。

坪井 香保里 イメージ

——今回の作品『nekomoyou』で表現したかったことはなんですか?

普段の作品でも描くことが多い猫を一面に“ねこだらけ”にしたかったんです。


——一番初めに書いた猫はどれですか?

真ん中の子です。中央から描きはじめました。


——ハチワレの子ですね?

そうです笑普段描くキャンバスより大きいので全体のバランスは特に意識しました。


——作品名の『nekomoyou』もピッタリですね。

よかったです!作品名を決めていなかったので命名を依頼された時に閃きました(笑)。

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——猫以外で普段描くことの多い動物はなんですか?

かめ、きつね、ハリネズミなど様々な動物を描いていますが、家で飼っていることもありハッピー(パグ)を描くこと多いです。


——ハッピーは家族の中では坪井さんに一番懐いてるんですか?

いいえ。主人です、、、(笑)。


——ハッピーはご主人のどんなところに懐いてるんですか?

おそらく、ほっといてくれるから。(うちのハッピーさん、猫みたいな性格なんです)
私はハッピーのことが好きすぎて、じーっと観察したり、話しかけたり、撫でたりしちゃうのでうっとうしいみたい、、、(涙)。


——確かに猫みたいな性格ですね。日々のご飯担当もご主人ですか?

ご飯をあげる担当は特に決まっていなくて、主人も私も息子もあげてます。
ただ、機嫌が悪いと、私や息子のあげたご飯は食べてくれません(涙)。(主人があげたご飯しか食べなくなる、、、)

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——“日用画家”は造語ですよね?由来はなんでしょうか?

日記を書くようにその日その時の感覚を大切に見栄を張らずに素直に描くという思いから私が勝手に作りました(笑)。


——今日着られている洋服もご自身が作られたものなんですよね?

そうです。全て自分で採寸から縫製して作っています。


——生地の切り返しもあって、すごい手間ひまがかかってるように見えます。

ありがとうございます。奥のミシン部屋に籠って一人モクモクと作っています。

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——可能でしたら&CATの看板猫を描いていただけますか?

もちろんです!!


——坪井さんの画は特に背景の色によって一気に雰囲気が変わる気がします。描きはじめた時から決めてるんですか?

決めていません(笑)。一番最後に背景を書くので、私も最後までワクワクしながら描いています。


——現在の活動テーマやスタイルはなんですか?

ただただ純粋に描いています。日記を書くように。


——描きはじめたきっかけを教えてください。

大学を卒業し印刷会社に就職したのですが、パソコンモニターとにらめっこする日常の反動で、無性にアナログなものを作りたくなり、息抜きにTシャツに絵を描いたりボールペンに粘土を巻きつけてヘンテコボールペンを作ったのが始まりかと。

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——影響を受けた人物や作品を教えてください。

子どもが産まれてからは幼児の絵、アールブリュットですね。


——最後に一言お願いします。

ねこに包まれニャーニャーまみれて欲しい!

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