KINOBORI

1. 高さ1,250mm。猫と自然に目線が合うちょうどよさ
2. 木登りのような動きを支える枝状ステップ
3. 東北産オニグルミ使用。飛騨高山の職人仕上げ
4. 節や木目が美しい、無垢材ならではの一点もの
5. ネジ1本で簡単に組み立て可能
6. アジャスター付きで畳や床にもフィット
7. 手をかけて育てる、長く使えるキャットタワー

猫と、木と、日々をつなぐ。
そっと寄り添う、
無垢材のキャットタワー。

目が合うたび、心がほどける。空間に静かに佇む、木のキャットタワー。
すっと伸びる木の幹のように、空間に静かに馴染むKINOBORI。猫が跳ね、登り、丸くなる姿は、まるで自然の中で木登りをしているかのよう。枝を模したラウンドステップが、そんな軽やかな動きをやさしく受け止めます。
一番上の高さは1,250mm。ふと目が合ったとき、つい話しかけたくなる。そんな、ほどよく近く、心地よい距離感。猫が飛び乗るたびに揺れるしっぽや、じっと外を眺める背中さえ、暮らしの風景の一部になります。
素材には、東北で計画伐採されたオニグルミを使用。飛騨高山の工房で、50年以上の経験を持つ家具職人が、ひとつひとつ丁寧に仕上げています。自然由来のオイルで磨かれた木肌は、時を重ねるほどに艶と深みを増し、空間に静かな温度を添えてくれます。
「インテリアの余白に溶け込む存在」「空間が整う」「猫が一番落ち着いて過ごせる場所になりました」そんな声も届く、猫と人の両方にやさしく馴染む佇まいです。

暮らしの風景になるタワー

今日もまた、木の上でくつろぐ姿に癒される。
静かに寄り添いながら、猫との時間を支えるキャットタワーです。

職人のまなざしが宿る、
確かなつくり

猫と暮らす職人の、やさしい発想

KINOBORIを手がけたのは、自らも猫と暮らす家具職人。猫が跳ねたり、くるくる回ったりする姿を思い浮かべながら、動線や段差の高さ、踏み面のサイズまで何度も調整。滑りにくく、揺れにくい構造にたどり着きました。

一点もののように、それぞれ異なる木の表情

KINOBORIは、大量生産ではなく一台一台を手作業で仕上げています。節や木目の出方、濃淡、肌理。そのすべてが、世界に一つの個性。無垢材ならではの風合いを、インテリアとしても楽しめます。

設置も手軽に、美しく

届いたら、ネジ1本をとめるだけ。女性ひとりでも簡単に組み立てられるシンプルさ。6点のアジャスターが床面にフィットし、畳やマンションのフローリングでも安定感を保ちます。

木と、暮らしを育てる

オイルを塗り直しながら手をかけることで、少しずつ色艶が深まり、風合いが育っていく。猫とともに過ごす日々が、そのまま家具の記憶になっていくような、そんな道具です。

その道一筋、50年。
木工製品への愛とこだわりの結晶。

岐阜県高山市に住む、木工職人さん。高校を卒業後すぐに職人になり、半世紀近くものづくりを続けてきたという。そんな木と対話を続けてきたプロフェッショナルが、構想から半年以上かけて、猫のための家具を生み出した。

開発にあたって、苦労したことは？

猫が安全に楽しく遊べる形に仕上げるのに苦労しました。特にタワーキャットは、試作品をつくっては、「高さやぐらつきはないか」「滑ってしまわないか」など、実際に猫に遊んでもらって、動きを観察しながら改良を重ねて…妥協はできなかったので、何度も繰り返し試して、やっと納得のいく形が見つかりました。
それから、ウォーターボールの木材も、なかなか大変でした。実は厚みのある木材を、一度板状にはいでから組み立てているんです。これまでに作ったことがない大きさの木材を、隙間なく綺麗に接着するのは一苦労でした。器が四角形だと角に餌が溜まってしまうので、猫が食べやすく、洗いやすい形にもこだわっています。

素材について聞かせてください。

秋田県産の「オニグルミ」という木材を使用しています。木目が優しく、柔らかみもあるので、インテリアと相性が良いんです。木材そのものの重量が軽く、加工しやすいことも選んだ決め手でした。
一般的なキャットタワーは布が貼ってあったりするので、もって２〜３年だと聞きます。僕たちのキャットタワーはすべて木製なので、１０年以上使えますし、使うほどに風合いも出てきます。猫の成長と共に、木の変化も一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。