
Interview #01 | 画家・山口一郎さんが描く、“日々に寄り添うアート”
名古屋・八事のインテリアショップ「G.E.M」さんの企画で、画家・山口一郎さんとの特別なコラボレーションが実現しました。 今回のために一郎さんが描き下ろしてくださったのは、鳥、魚、花をモチーフにした優しいアート。 フードボウルとウォーターボウル、あわせて6点のアイテムが誕生し、それぞれに一郎さんならではのあたたかさと愛情が宿っています。 第一回目となる「& People」では、そんな山口一郎さんに、アートのこと、暮らしのこと、そして猫のことについてお話を伺いました。
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Profile
今回の絵柄に、鳥や魚、花を選ばれたのは?
僕の好きなかたちで、皆さんにも「かわいい」と思ってもらえると思って、鳥、魚、花を描きました。
猫にまつわる思い出があれば、教えてください。
以前住んでいたアパートで、仕事も少なくのんびりしていた時期があって。
アパートの前で野良猫にご飯をあげていたら、だんだん猫が集まるようになってしまって……。
最終的には、「野良猫にエサを与えないでください」という張り紙が貼られてしまいました(笑)。
画家として歩みはじめたきっかけは?
他にできる仕事がなかったからです。
香川に拠点を置いた理由も気になります。
尊敬する画家・猪熊弦一郎さんの美術館がある街だったからです。
制作の際、大切にされていることはありますか?
自分が描いた絵を、自分の部屋に飾れるか?ということです。
それが、ひとつの基準になっています。
影響を受けた人や場所についてもお聞かせください。
セツ・モードセミナーという絵の学校で出会った、先生と仲間たちですね。
好きなアーティストを教えてください。
手塚治虫、藤子・F・不二雄、宮崎駿、アンリ・マティス、RCサクセション、エレファントカシマシ、山下達郎。
普段、どんなふうにリラックスされていますか?
絵の仕事を終えた夜に、ビールを飲みながらレコードを聴く時間が好きです。
最近気になっていることや、ハマっているものは?
ジャズレーベル「Blue Note」のレコードを集めることです。
ちょっと怖いなと思うものってありますか?
絵の〆切です……(汗)。
食べ物の好みも、よければ。
好きな食べ物は、ビールとポテトチップス。
嫌いなのは……“大盛り”です(笑)。
一郎さんにとって、アートとはどんなものですか?
毎日の生活に寄り添うもの。
特別な場に置くものではなくて、日常にそっとあるようなものだと思います。
最後にひとこと
毎日、ネコちゃんにごはんとお水をあげる時間が、ちょっと楽しくなるような器を&CATさんと一緒につくりました。
“毎日スマイル”な日々を♫