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    My Cat, My Home #06 | 静けさの中に、遊び心を少し。 セルカークレックス兄弟と過ごす家。

    My Cat, My Homeの第六回は、都内の中古住宅をリノベーションし、兄弟猫・てんてんとといちゃんと暮らす編集者の住まいをご紹介します。 北欧ヴィンテージと古道具が静かに調和する空間には、くるくるとした毛並みが愛らしいセルカークレックスの兄弟が、思い思いの時間を過ごしています。 静けさの中に少しの遊び心がのぞく住まいで、人と猫が自然体で共に生きる、穏やかな日常が広がっていました。

くるくるの毛並みが愛らしい、兄弟セルカークレックス。

愛猫は、兄弟のてんてんとといちゃん。どちらも2歳のセルカークレックスです。
てんてん(ハチワレ)は人懐っこく、甘えるのも上手。食いしん坊でおっとりした性格ですが、運動神経が良く、力も強め。最近のお気に入りスポットは冷蔵庫の上です。
一方のといちゃん(ブルー)は、少し警戒心が強く、いつもキョロキョロと周囲を観察しているタイプ。変顔が得意で、ご飯を食べる時も一生懸命。その姿につい笑ってしまいます。
5匹兄弟のうち、てんてんが長男、といちゃんが四男。仲良くも、性格の違いがくっきりと表れた兄弟です。

直感で決めた、ふたりとの出会い。

猫を飼いたいと思い、猫種を調べている中で出会ったのが「セルカークレックス」。くるくるの毛が可愛らしく、性格も穏やかで飼いやすいと知り、ブリーダーを探しました。都内のブリーダーのInstagramを見つけ、「この方から譲り受けたい」と感じて連絡。出産を待ち、産まれてすぐに会いに行きました。
最初は一匹のつもりでしたが、どうしても選びきれず、直感で二匹を迎えることに。こちらを気にかけるように見つめてくれたその目に、自然と心が動かされました。今ではSNSを通して兄弟たちの近況を知るのも、暮らしの楽しみのひとつになっています。

自由気ままな兄と、観察好きの弟。

てんてんは堂々としていて、自由気まま。甘えたいときは高い声で鳴き、きゅるんとした表情で近づいてきます。走る姿もジャンプも力強く、寝ているときにくるくる回る姿がなんとも愛らしい。
といちゃんは少し慎重派で、家の中を観察している時間が多いタイプ。舌を出したままの表情や不思議な動きで、日々笑わせてくれます。ご飯をゆっくり食べるため、時々てんてんに奪われることもありますが、玄関までお見送り・お出迎えをしてくれる優しい一面も。
お互いを意識しながらも、それぞれのリズムで暮らしています。

そっと寄り添いながら、それぞれの時間を過ごす。

ふたりの時間は、基本的に自由に。てんてんは人間が昼寝するときに必ず隣に来て、一緒に寝るのが日課。仕事中もデスクの上でくつろぎながら、そばで見守ってくれます。といちゃんはマイペースで、ひとり静かに過ごすことが多め。けれど、家事をしているときは様子を見にきたり、お風呂場に遊びにきたりと、さりげなく存在を感じさせてくれます。
干渉しすぎず、ほどよい距離で過ごすことで、互いに心地よい空気が流れています。

変えすぎないことが、安心につながる。

「過剰に干渉せず、できるだけ自由に過ごしてもらうこと」。それがふたりと暮らす中で大切にしていることです。物の配置はなるべく変えず、食事の時間や量も毎日同じリズムで。好きな場所が見つかったら、そこにクッションを置いてあげて、安心して過ごせるようにしています。小さな変化が少ないことで、猫たちは落ち着き、穏やかに過ごしてくれます。

直感で集めたものが、自然に調和する家。

長く使う家具は、王道で質の良いものを選ぶようにしています。特に北欧ヴィンテージの家具は、丁寧にメンテナンスされた一点もの。素材感や色味に自然な統一感が生まれます。
一方で、雑貨やアートは直感で選ぶのがルール。リサイクルショップや古道具屋で「これだ」と思うものを迎え入れています。多少アンマッチでも気にしない──その自由さが、空間に自分らしさを生み出してくれる。
北欧の柔らかさに、ビビッドな差し色やソリッドな造形が混ざり合うことで、落ち着きの中に遊び心のある住まいに仕上がっています。

空間にリズムを生む、お気に入りのプロダクトたち。


サイドボード(lewis)

目黒の家具屋「lewis」で購入したビンテージのものです。ビンテージですが、とても綺麗にメンテナンスされているため品がよく、部屋の印象を大きく変えてくれるので気に入っています。また、「困ったらここに入れればいいや」と思えるようになったので、収納や片付けも楽になり、気持ち的にも余裕が生まれました。


アルミのアート(Graphio/buro-stil)

部屋が少しほっこり寄りになってしまいそうなところ、ソリッドでキレのあるアルミが入ることで、バランスがとれるような気がしています。造形も一目惚れで気に入っています。


ボーエ・モーエンセンのソファ

軽やかなデザインと絶妙な配色のバランスが気に入っています。猫の爪研ぎ場所にもなっていますが……毛玉取りでメンテナンスしながら使用しています。


artekのパーテーション

リビングスペースにベッドを置いているため、空間を仕切る、朝の日差しを遮るなど、実用的な面で重宝しています。また曲線を作って立てるため、空間にカーブが入るとそれ自体がアクセントにもなるので、インテリアとしても面白いなと感じています。

言葉を越えて、心でつながる時間。

猫と暮らすようになってから、表情や行動から気持ちを読み取ることが自然と身につきました。言葉が通じないからこそ、仕草ひとつに想いがある。そんな瞬間が、毎日を豊かにしてくれます。猫と接して感じたことは、人との関わりにも通じるように思います。まっすぐに生きるその姿に、いつも癒され、教えられています。

“楽しい”を少しずつ重ねていく。

「楽しい」「面白い」「居心地がいい」を少しずつ増やしていくこと。それが、これからの暮らしのテーマです。猫が喜ぶDIYをしてみたり、古道具屋で新しい発見をしたり──そんな小さな積み重ねが、ストレスの少ない暮らしにつながると感じています。家は、仕事や趣味など、すべての土台になる場所。猫も人も安心できる空間を、これからも少しずつ育てていきたいと思います。

暮らしになじむ、美しい佇まい。

最後に気になっている&CATのアイテムを聞いてみました。
&CATのアイテムは、どれもデザインと実用性のバランスが心地よく、空間に自然と溶け込みます。
特におすすめしたいのは、無垢材と美濃焼で仕上げた〈HM BOWL〉と、木の質感が美しいキャットタワー〈KINOBORI〉。
どちらも、猫が快適に過ごせる機能と、インテリアとしての美しさを両立しています。
猫と人がともに心地よく暮らすためのアイテムを、ぜひ&CATのオンラインショップで見つけてみてください。

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